BeOS diary


Issue #13
Aug. 17, 1998

Release 3.2
R4 NetPositive
SheepShaver !


Release 3.2


またまた BeOS Release 3 のアップデータが発表された。ダウンロードやインストールの手順は Release 3.1 の時とまったく同じである。ただし、今回のアップデータはファイルサイズが小さいのでダウンロードするのも非常に気が楽であった。(今ちょっと調べてみたら Release 3.1 のアップデータの 5.5MB に対し、3.2 のアップデータは 905K である。前回 3.1 のダウンロードはかなり苦労したけれども、今回は本当にあっという間であった。)

Release 3.2

インストールも何の苦労もなく成功して、アップデート作業は実にあっけなく終了した。


R4 NetPositive


新しい NetPositive のベータ版が公開されている。現在配付されているのは NetPositive2.0b1 である。早速試してみることにした。

NetPositive

外見上の変化としては、右上隅に配置されているボタンの追加である。これは見て想像できる通り、HOME ボタンである。そういえば、今までなかったんだなあと改めて思ってしまった。そして、Preference の設定項目がかなり増えている。これも追加されたのは今までなかったのが不思議なぐらいの項目ばかりである。さらに速度の向上が Be 社のサイトでアナウンスされているが、これについてはあまり体感できなかった。(ネットワークの状態にもよるのだとは思うが、むしろ遅くなったと感じることが多いような気がする。今後のチューンアップに期待!)

DocumentEncoding は相変わらず設定を覚えてくれない。日本語を表示させるためには、毎回起動時に設定し直す必要がまだある。また、SSL や JAVA には未対応である。( SSL には正式版で対応するというアナウンスあり。)


SheepShaver !


前にも話題にしたが( Issue#11 )、SheepShaver である。BeDepot での扱いが始まったので、簡単に正式版を手に入れることが可能になった。これで MacOS のフルスクリーン表示ができることになる。ついでにフルカラーでの表示もOKである。こうなると SheepShaver を使っているという感覚はどこにもなく、単に MacOS をいじっているような錯覚をしてしまう。見事である。(そのため、SheepShaver のスクリーンショットをここに載せようと思っていたのだが、考えてみればただのマックの画面になってしまうということに気付き(^_^)、取りやめた。)

では、SheepShaver を利用するメリットがあるのか、と考える人もいるのではないだろうか。単に MacOS を使いたいのなら、素直にマックを使えば話は簡単ではないか、と思う人もいるだろう。確かに MacOS を使うということだけ考えればその通りである。しかし、SheepShaver を利用して BeOS 上で MacOS を立ち上げるということは、2つのOSの機能の良いところを組み合わせて「便利」に利用することができるということであり、そこにメリットがある。

もちろん、SheepShaver がなくても BeOS と MacOS のデータを組み合わせて利用することができる。しかしそのためにはマシンを再起動する必要があったりと、なかなか快適にというわけにはいかない。そこで SheepShaver なのである。たとえばフルスクリーン表示で SheepShaver を使っている場合、見た目はまったく MacOS になっている。そこで<コマンド+F1>や<コマンド+F2>キーを押してワークスペースを切り替えてやると、瞬時に BeOS に変身する。逆にももちろん切り替わる。これは本当に快適な操作感である、と言わざるを得ない。まさにシームレスにリンクしているという表現がピッタリなのである。さらに言えば、2つのOSの間でコピー&ペーストができる。もう無敵である。私の笑いが止まらなかったことも、容易に理解できることでしょう。(ただコピー&ペーストに関しては、日本語のテキストはうまくできなかった。まだまだ実験中ですが・・・。画像データも難しいようです。)

なんにしても、これから非常に楽しく遊べそうな SheepShaver です。


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