11月3日、文化の日、待望の BeOS Preview Release 2 が配達された。今回は CD-ROM が1枚だけ、というパッケージなのでハガキに混ざってポストに入っていた。(前回の PR1 の時の豪華なパッケージに比べると、あまりにも簡素なものでちょっとがっかりしてしまう・・・。もちろん、今回新規に PR2 を購入するのであれば、マニュアル等の揃った箱入りパッケージで来るのだろうが・・・。)
さて、とりあえずインストールしなければなにも始まらないのだが、今回はいわゆるクリーンインストールをすることにした(単に Mac の OS をインストールする際にはクリーンインストールをするようにしているので、それに倣ってみた)。PR1 のデータをすべてバックアップしてから、ディスクを初期化。それから PR2 をインストールした。ここらへんは、もう慣れたものなのであっと言う間に終了した。で、いよいよ PR2 が起ちあがった。おお、と感激したが、見た目は特に変わった点はない。相変わらずの BeOS である。
クリーンインストールをしたので、前の環境を再構築すべく、オンラインで手に入れたソフト等を入れ直すことになった。それぞれダウンロードした際の圧縮ファイルは一応保存してあったので、そこからもう一度やり直した。しかし、PR1 の時にかかった手間はもう必要ない。圧縮ファイルを解凍するのに、いちいちターミナルを開いてコマンドを入力しなくてもよくなったのだ。PR2 では zip でも tar でも圧縮ファイルをダブルクリックすれば、それでOKになった。今回の大きな進化だと思う。
もう一つの大きな進化は、Mac の HD に BeOS から直接ファイルを書き込めるようになったことだ。今までは FTP 等を使って Be のファイルを Mac に送っていたが、もうその必要はなくなった。単に MacOS で使っている HD を BeOS 上にマウントさせ、その上に Be のファイルをドラッグ&ドロップしてやれば終わりである。これだけで MacOS 上で Be のファイルを利用できるのだ。これは便利である。
そして、BeOS Preview Release 2 にはとても素晴らしい特典がある。それは、サードパーティーのソフトウェアがたんまりと収録されていることである。
フリーウェアやシェアウェアについては、ジャンルが6つに分かれているが、Audio が4本、Developer Tools に7本、Entertainment が5本、Graphics には4本、Networking が5本、そして Utilities に5本、といった感じでソフトウェアが収録されている。商業ソフトのデモ版もある。これらのソフトは一体どんなことができるんだろう、と考えただけでワクワクしてしまう。まさに最高の Be からの贈り物だ。
BeOS Preview Release 2 、今回のヴァージョンアップでかなり使い勝手がよくなったようだ。これからがますます楽しみになってきた。
実はこの話は PR1 の時に既に試していたことなので、話はちょっと前後してしまうのだが、これまたものすごく感激したことである。それは、日本語入力のできるテキストエディタ、というやつである。
この KEdit も kanBe 対応アプリなので、非常に快適に kanBe を利用できる。kanBe で日本文を打ち続けていけば、それだけで KEdit に日本語文書ができあがる。これは本当に BeOS が日本語に対応してしまった、と言えるだろう。
なにげなく BeOS のインストールCDを覗いていたら、Optional というフォルダーがあることに気が付いた。どうやらこれには、標準ではインストールされないファイルが入っているようである。さて、何が入っているのかな?
開いてみたら、宝の山だった。画像ファイルやムービーファイル、サウンドファイルに MIDI ファイルまで入っている。なんかプログラマー向けの情報もつまっているようである。やややや、これは当分楽しめそうである。
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